ポルトガル語の映像翻訳や文書翻訳、通訳などを格安で提供しております。顧客ニーズに合わせて柔軟に対応致します。
話者数
約2億5,000万人
話されている国・地域
- ポルトガル
- ブラジル
- アフリカの一部の国々
- マカオ
特徴
- 種類:ヨーロッパのポルトガル語と南米のブラジル・ポルトガル語が存在する。
- 起源:古代ローマの俗ラテン語(ヴァルガーレ)から分岐し、独自の進化を遂げたため、文法や語彙の多くにラテン語の名残が見受けられ、同じロマンス語派に属する他の言語(スペイン語、フランス語、イタリア語など)との共通点も多く存在する。
- 発音:ナザル音(鼻母音)や二重母音(ディフテングス)が豊富で、特に「ão」や「õe」といった音は独特。
- 文法
- 動詞:時制、法(例えば、直説法、接続法、命令法)や相に応じた豊富な活用形が存在し、文脈に応じた微細なニュアンス表現が可能。
- 名詞:すべての名詞は男性または女性の性を持ち、それに連動して形容詞や冠詞が変化する。
- 主語省略:文脈から主語が明らかな場合、主語を省略することが多く、語順や語形変化がその役割を補っている。
- 語彙:歴史的背景や地域の多様性から、アラビア語、先住民の言語、アフリカの言語などさまざまな言語から借用語や表現が取り入れられている。これにより、独特な語彙やフレーズが形成され、文学、音楽(ファドやボサノヴァ)、映画などの文化表現にも大きな影響を与えている。
翻訳の需要分野
旅行、紀行、観光、貿易、経済、歴史、自然、スポーツ(特にサッカー)、移民、音楽、農業、鉱業
翻訳・通訳に関して
難しさの面では、ヨーロッパポルトガル語とブラジルポルトガル語という二大変種間で、発音やイントネーションが大きく異なる点が挙げられる。特にヨーロッパポルトガル語は、母音の弱化や単語の連結、省略が頻発するため、会話中の単語の境界が把握しづらく、聞き取りに苦労することが多い。また、文脈依存性が高く、主語の省略や文化特有のイディオム(例:「saudade」)が翻訳の正確性を左右するため、背景知識が求められる。
一方、容易さとしては、ポルトガル語はロマンス語族に属し、スペイン語やフランス語、イタリア語と多くの語彙や文法構造を共有しているため、これらの言語に精通していれば、基礎的な理解や翻訳作業が比較的スムーズに進む側面もある。特にブラジルポルトガル語は、母音が明瞭なためリスニングがしやすいとされている。